栄養成分表示を知っていますか?

サンムーンで体質改善カウンセリングを担当、薬を勧めない薬剤師Chiakiです。

様々な身体の不調に対して、食事・栄養から不調がなかった状態に戻すためのカウンセリングをさせて頂いております。

特に多くご相談いただく悩みは「ダイエット」です。

その他、肌荒れ、頭痛、生理痛、便秘、冷え、むくみ、不妊、妊娠など、女性ならではご相談を多くいただいております。

今日は、栄養成分表示についてお話ししたいと思います。

原則として、容器包装に入れられた加工食品には栄養成分表示を記載することが義務づけられています。
①エネルギー
②たんぱく質
③脂質
④炭水化物
⑤食塩相当量
上記項目が必ず表示されています。
この5つの項目は、生きていく上で欠かせないものであり、生活習慣病とも深く関わっています

栄養成分表示をチェックする際に大事なポイントあります!
100g当たり、100ml当たり、1個当たり、1袋当たりなど、それぞれの単位ごとに栄養成分の量が表示されています。
例えば、ペットボトルの飲み物の場合、栄養成分表示(100ml当たり)とよく記載されています。
全量500mlであれば、5倍の量が入っているということになります。
表示単位は商品ごとに違うため、注意がに必要です!

5つの項目についてですが、それぞれ身体の中で栄養として役割があります。

①エネルギー(kcal)
いわゆるカロリーです。私たちが生きるため、身体を動かすために必要となります。
ダイエットを意識している方はよくチェックするかもしれませんが、エネルギー量だけでなく内訳がポイントになります。
日々の摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスで、太ったり、痩せたり、身体のバランスに影響します。
たんぱく質+脂質+炭水化物、それぞれのエネルギーの合計。

②たんぱく質
肌、髪の毛、筋肉、血管、内臓など身体の構造をつくったり、酵素やホルモンの材料になるなど身体の機能としても、身体を健康的に維持するために欠かせない栄養素です。
たんぱく質を多く含む食品として、肉、魚、卵、豆類、大豆製品(豆腐・納豆・豆乳など)、乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)などがあります。1gあたり4kcal。
1日に必要な最低限の量は体重1kgに対して1g、つまり50kgの人は50gとなります。

③脂質
細胞の膜をつくったり、脳の構成成分です。脂溶性ビタミン(ビタミンA,D,E,K)の吸収も助けます。重要なエネルギー源ですが、とり過ぎは肥満や心疾患のリスクを高めます。1gあたり9kcal。
特に、脂身の多い肉、マーガリン、ショートニング、バター、揚げ物や炒め物、スナック菓子、洋菓子、菓子パンなど肥満の原因になりやすい油です。脳や神経の構成成分として大切な油は、魚(特に青魚)から摂れるため積極的な摂取がお勧めです。

④炭水化物
炭水化物は、糖質+食物繊維に分けられます。
糖質は体内で消化されると、ぶどう糖などになります。脳や赤血球のエネルギー源として重要な働きがありますが、とり過ぎると脂肪に変わり肥満の原因になります。特に、砂糖を多く使ったお菓子や甘い飲み物の摂りすぎに注意です。1gあたり4kcal。

⑤食塩相当量
食品中のナトリウムの量を食塩量に換算したものになります。
ナトリウムとは、身体の浸透圧を調節するなど、生命の維持に欠かせないミネラルですが、とり過ぎると高血圧や胃がんなどの病気になるリスクが高まります。成人の1日当たりの食塩摂取目標量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満です。

私たちの体は食べているものの栄養で作られているため、いつも口にしている食品にどんな栄養があるのか、どんな原材料を使っているのか、興味を持って知ることが健康への第一歩です!

人それぞれ1日に必要なエネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物の量が違います。体重、性別、活動量、年齢など様々な要因で変わります。

自分に必要な量について詳しく知りたい方は、是非一度カウンセリングを受けにきてみて下さい。

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