太りやすいかどうかは遺伝で決まる!?

サンムーンで体質改善カウンセリングを担当、薬を勧めない薬剤師Chiakiです。

様々な身体の不調に対して、食事・栄養を整えることから不調がなかった状態に戻すためのカウンセリングをさせて頂いております。

特に多くご相談いただく悩みは「ダイエット」です。

その他、肌荒れ、頭痛、生理痛、便秘、冷え、むくみ、不妊、妊娠など、女性ならではご相談を多くいただいております。

ダイエットに一生懸命取り組んでいるのに、思ったように成果が出ない。。。
そんな時、心配になります。「もしかして、痩せない体質なんじゃないか?」なんて!!

確かに太りやすい人、太りにくい人というのは、たしかにいます。
太る原因として代表なものとして・・・(病気以外)

・食事や間食、飲み物の食習慣
・睡眠時間、ストレスなど生活習慣の乱れ
・運動不足
・遺伝

太るしくみは、「摂取カロリー>消費カロリー」というシンプルな考え方が基本です。

遺伝的な要因は25-30%といわれます。
数字だけを見ると、結構な影響があるように感じますが、今は太りやすい遺伝のスイッチをONにする、OFFにすることを決めるのは【食事】であることも分かっています。

つまり、元々太りやすい遺伝子があったとしても、太るしくみが「消費できる以上のごはんやおやつを食べている」または「食べている量よりも運動不足」であることは、誰しも一緒と言えます。

特に親子ともに太っているという場合は、遺伝的な要因というよりもそもそも肥満傾向にあった親の食習慣や生活習慣の乱れによる環境的な要因が大きいと考えられます。

子供の頃からファストフードや揚げ物の多い食事内容・・・
ご飯のあとに決まって甘い飲み物やお菓子を食べる間食の習慣・・・
夜更かしして朝ご飯は食べない・・・

など、日々過ごしてきた当たり前の習慣は知らず知らずのうちに「日常」になります。

そして、そもそも成長期の子どもは沢山食べることが当たり前!と思っている方も多くいらっしゃいます。

「育ち盛りだから・・・」
「食べないよりはいいよね」
「我慢させるなんて可哀想だよね」

本当にそうでしょうか!?
若いうちから生活習慣病になるなど、身体の悩みを抱える原因にもなり兼ねません。
思春期から無理なダイエットで身体や心を壊してしまう…なんて方にも、多々出会ってきました。

成長期の子供の目安は、身長と体重が同じように増加していることです。
もしそうであれば、沢山食べても特に心配はいりませんが、体重だけがどんどん増えている場合は要注意です。

「太るかどうか3歳までに決まる」なんてよくいわれますが、脂肪細胞が3歳までの幼児期に急速に増えるからといわれています。
しかし、最近の研究では、体内に存在している脂肪細胞が脂肪でいっぱいになると、大人になってからも脂肪細胞の数が増えることがわかりました。
つまり、「太ることに限度はない」といえます。
し・か・も…
脂肪細胞は、体内で一度作られると、その数自体は減らすことが出来ないといわれるから驚きです!!

全身に存在する脂肪細胞に脂肪を溜め込むことで太っていき、1つの細胞は約1.7倍まで肥大します。
肥大化すると、脂肪細胞から「アディポサイトカイン」が分泌されます。
良い働きをするもの、悪い働きをするもの両方ありますが、太っている場合は悪い働きをする方が強く、生活習慣病を引き起こす原因となります。

大人になってからは脂肪細胞の数を増やさず、脂肪細胞を大きくしないような食事や生活習慣がポイントになります。

ここまで読んでいただいて分かるように、今日のタイトルの答えは「No!!」です。

太る理由が遺伝ではないからこそ、
誰でも痩せられるし、誰でも太りにくい身体作りができるということなんです!
特に女性の場合はホルモンバランスによって痩せにくい時期もありますが、太りにくい身体を作って痩せる時期への準備は出来ます。

痩せたいと思った時が、痩せどきです!!
もし痩せたいけどなかなか勇気が出ないという方がいたら、最初の1歩をお手伝いします。お気軽にご相談下さい♪

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